地方都市における中心市街地の空洞化が問題となって久しく時間が経過しました。中心市街地活性化法が施行(1998年、2006年改正)され、多くの都市で中心市街地活性化基本計画やさまざまなTMO構想等がたてられましたが、それらの成果は芳しくないようです。
旭川市も中心部(とくに4条以北)の空洞化は、空き地・駐車場が目立ち、一層進んでいるようです。再開発計画もないようです。一方で、中心部に市民を集めるためのさまざまな試みがみられます。それは生活の個別化がますます進行していることに対して、人々との会話や交流を求める市民にとって、大きな楽しみになっているように感じます。
中心部における賑わいの創出が課題とよく言われますが、賑わい=人が集まるのはテーマパークや大規模なショッピングモールはともかくとして、まずは人が集まるから商店ができる、活性化するという順番と思いますので、人を集める一つ一つの努力が大変大切になっていると思います。その意味で、人々を中心部に「集める」活動をしている地域活動実践の事例報告から、旭川市の賑わいづくりの課題を考えていきたいと思います。
多くの方々のご参加をお待ちしております。
第一部 個別報告 18:00~19:30
・「まちなか賑わいストリートづくり」 荒山 恭一 氏(旭川信用金庫地域振興部統括薬)
・「『経済エリア』から視点を変えて」 蜂須賀 咲来 氏(三和緑道商店会)
・「居場所づくり活動から見えてきたもの」 黒川 伸一 氏(旭川大学経済学部教授)
第二部 パネルディスカッション 19:30~20:00
コーディネーター:松岡 昌則(旭川大学地域研究所 所長)