1月24日(日)に審査が行われ以下の賞が決まりました。
ポスター審査だけなので、例年のような学生の発表がなく少し寂しい感じがしましたが、さまざまなテーマに取り組み、普段の学習・研究成果を
まとめ、どれも力作ぞろいで拮抗しました。
いかに結果を発表します。
◆旭川ウェルビーイング・コンソーシアム賞
「“北のゆめちからーめん”の製品開発論 ~即席袋麵化に挑戦する~」
旭川大学経済学部経営経済学科 江口ゼミナール
岩井柊弥、佐々木湧哉、堀川太雅、川端はるか、
鈴木淑仁、上伊澤菜摘、藤田篤弥
JA東旭川と共同した即席袋麺「北のゆめちからーめん」の開発プロセスを報告する。①東旭川産の小麦(ゆめちから)を100%使用した麺。②地元産の醤油とラードを使った特製だれ。③地元を描いたパッケージデザイン。“地元の魅力を発信したい”という想いで、全て地場企業の協力で制作した。完成に1年6カ月を要し、江口ラーメンの味も再現できた。現在は市内4店舗で販売中。ONLINE食べマルシェでは全国に魅力を発信した。
◆上川総合振興局長賞
「災害急性期の避難所での看護職の役割に関する文献検討」
旭川医科大学医学部看護学科4年
佐々木優衣、佐崎美矩
本研究は、災害急性期の避難所において看護職が果たしている役割を明らかにし、今後の避難所の看護のあり方への示唆を得ることを目的に検索して得られた文献から避難所における災害急性期の看護実践を示す内容を抽出し、コード化した。各コードの類似性により得られた9カテゴリから、災害急出期の避難所における看護職の役割として、診療の補助や日常生活、環境整備等に加え、協力体制作りや支援者へのケア等が明らかとなった。看護職は、被災地の支援関係者及び被災者との関係の構築、連携調整を行い、チームで継続的な支援につなげる調整役となることの重要性が示唆された。
◆旭川市長賞
旭川大学経済学部学生に見る性別役割分業の現状と課題
旭川大学経済学部経営経済学科 黒川ゼミナール
システム制御情報工学科
代表:小野史絵(2年)、
3年:前澤賢頼(ゼミ長)、村井省太、佐藤心太、村上廉、
中井龍太郎、
2年:栗谷川拓巳、鬼塚晃任、中村龍哉、中橋悠、菊地亮汰
我が国では男女の区別なく自己実現可能な社会を実現すべく、男女共同参画社会基本法が制定されており、国レベルでは男女共同参画担当大臣が置かれているところである。しかし、現実にはいまだ社会の中に性別役割分業が根強く残っており、女性の社会進出を妨げている。そこで、旭川大学黒川ゼミは、旭川大学経済学部の学生にアンケートを実施して学生の認識を確認しつつ、今後の課題を明らかにすべく、動画を作成し、座談会を実施した。本報告は、性別役割分業を克服すべく検討を重ねた学生たちの成果である。