2018年度 あさひかわオープンカレッジ連携講座「これからの旭川Ⅱ」ラインナップ
講義概要
9/15 (土)(シニア大学講座室)
「買物公園・北彩都以降のまちづくり」
講師:東海大学 名誉教授 大矢二郎
1972年に造成された全国初の恒久的歩行者天国「平和通買物公園」から、2014年に鉄道の高架化、新駅舎建設などインフラ整備を終えた旭川駅周辺開発事業「北彩都あさひかわ」まで、変貌をとげる旭川の都市開発を振り返り、今後、人口減少、少子高齢化の時代を迎えるにあたって、どのようなまちづくりを目指すべきかを考えます。
9/22(土)(シニア大学講座室)
「“不登校12万人”をどう捉えるか」
講師:旭川大学短期大学部 助教 佐々木千夏
小中学校の不登校児童生徒数はここ20年間、毎年12万人前後にのぼります。学校に行きたくないと思ったことは誰しもがあるはずですが、はたしてこの該当者数は多いのでしょうか。少ないのでしょうか。社会学的な立場からこんにちの不登校問題について考えていきます。
10/ 6(土)(シニア大学講座室)
「キレイの科学」
講師:北海道教育大学旭川校 教授 川邊淳子
近年、数々の化学物質を用い、抗菌・除菌・殺菌などといった方法で、キレイな生活を送るようになりました。一方で、外部からの異物に対して、身体が過度な反応を示すことも年々増加傾向にあります。我々の身体だけでなく、衣・食・住生活といった日常生活におけるキレイにすることの意味と、その裏側にある問題点について考えていきます。
10/20(土)(シニア大学講座室)
「『これからの旭川』における健康長寿を考える」
講師:旭川医科大学 教授 伊藤俊弘
超高齢化社会が進む我が国では、平均寿命と健康寿命の差を縮めることが目標のひとつになっています。健康寿命を延ばすことは、生活習慣病の発症と加齢に伴う精神・身体の衰えを共に予防することが大切 になってきます。旭川は日本で最も寒い都会です。寒さは健康長寿を妨げる原因の一つですが、旭川で健康寿命を延ばすためには何を行うべきか、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
10/27(土)(シニア大学講座室)
「 旭川の鋳物」
講師:旭川工業高等専門学校 教授 堀川紀孝
ものづくりを支える鋳造(ちゅうぞう)とは、金属を融かして砂や金属の型に注ぎ、形をつくる技術です。旭川で見かける「鋳物(いもの)」、旭川でつくられる「鋳物」の話を交えながら鋳造について紹介します。
また、「鋳物」づくりの実演もあります。
11/ 3(土)(シニア大学講座室)
「家庭で生活できない子どもたち~児童虐待の実情とその対応,そして地域の役割~」
講師:旭川大学 教授 鹿野誠一
児童虐待の通告件数が年間12万件を超え、死亡事例も後を絶ちません。身近な問題として、児童虐待の発生の背景とその対応、対策などの現状を知り、地域や市民の役割について共に考えたいと思います。