①「システムズエンジニアリングの実際について~宇宙開発アプローチをベースとして~」
6月24日(土)13:30~15:00 旭川工業高等専門学校 講師 福澤 修一朗 先生
宇宙科学研究所(JAXA)で宇宙空間作業の技術開発に携わった経験から、ロボット機能を搭載した、作業用ドローン開発をモデルに、システムエンジニアリングの考え方を分かりやすく解説していただきました。将来宇宙飛行士を目指す高校生の受講者との宇宙開発の現状についての真剣な意見交換に、会場は温かい雰囲気に包まれ、明るい未来を語る楽しい講座でした。
受講者 8名
②「早期英語教育は役に立つのか?」
7月8日(土)13:30~15:00 北海道教育大学旭川校 講師 金山 幸平 先生
小学校から英語を学ぶ時代となり、幼いうちから英語を学ぶことの風潮について、統計などのデータをとおして、冷静な対応を促す講座となりました。「何のために学ぶか」の基本的なアプローチが必要で、意欲があれば年齢・年数はあまり考えなくてもよいとのお話しに、高齢の受講者は安心していました。また、受講者から、幼児を持つ、もっと若い父母に聞いて欲しいテーマだったとの意見もあり、受講者に多くの示唆を与えた講義となりました。
受講者 8名
③「こどもホスピスって知っていますか?~子供の命が輝く場所~」
7月22日(土)13:30~15:30 旭川市立大学短期大学部 教授 佐藤 貴虎 先生
小児「がん」は、ほとんどがそれぞれ希少疾患で、完治が難しいことの説明がありました。病気に立ち向かう子どもと、それを支える人たちとの感動的な報道映像をとおして、「ひとりひとりの生き方に寄り添いながら、病と向き合っていく『場』として『こどもホスピス』が必要であること」を講師自身の活動をとおしてお話しいただきました。受講者からは取組への共感の言葉が多く寄せられていました。
参加者 10名
④「ウェルビーイング社会(幸福)実現のために」
8月26日(土)13:30~15:30 旭川医科大学 名誉教授 吉田 貴彦 先生(旭川ウェルビーイング・コンソーシアム教育コーディネーター)
WHOの健康の定義である「ウェルビーイング」の解説から始まり、大学が連携して地域のウェルビーイング(幸福)に貢献するために設立した「旭川ウェルビーイング・コンソーシアム」の活動をお話ししていただきました。また、身体の健康作り三原則における地域資源の活用など、個人の健康と地域の健康などを様々な視点から丁寧に熱くお話ししていただきました。
参加者 18名